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大規模弾圧から150年、先人に祈り 長崎市の浦上天主堂

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大規模弾圧から150年、先人に祈り 長崎市の浦上天主堂

浦上天主堂で、信仰を貫いた先人に祈りをささげる信徒ら=16日午後、長崎市 浦上天主堂で、信仰を貫いた先人に祈りをささげる信徒ら=16日午後、長崎市

 長崎市の浦上天主堂で16日、幕末から明治にかけての大規模なキリシタン弾圧「浦上四番崩れ」の始まりから150年の節目に当たってのミサが催された。約千人の信徒らは信仰を貫いた先人に思いをはせ、祈りをささげた。

 カトリック長崎大司教区の高見三明大司教(71)は、長崎、熊本両県の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に推薦されたことに言及。「国家権力によって信仰の自由を奪われ、長い間苦しみが続いた先祖たちの精神の価値が、世界に知られようとしている」と語った。

 信徒らはミサに先立ち、江戸時代の禁教令下で幕府の目を盗んでミサが行われた跡地を巡り行進した。

 浦上地区のキリシタンは幕府の迫害に繰り返し遭い、信徒たちは仏教徒を装いながら信仰を守り続けた。1867年に始まった大規模な弾圧では、3千人以上の住民が島根県や石川県に流された。

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