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同様事件で責任能力焦点のケースも 神戸3人死亡事件

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同様事件で責任能力焦点のケースも 神戸3人死亡事件

 神戸市で16日、5人が死傷した事件は容疑者の祖父母や近くの住民が犠牲になった。同様の事件では積年の恨みが背景にあったり、刑事責任能力の有無が焦点になったりするケースが多い。

 2004年8月、兵庫県加古川市で男が両隣の家に包丁と金づちを持って相次ぎ侵入し、おばら7人を刺殺した。親族間や近隣とのトラブルで怒りを募らせたとされる。弁護側は公判で「精神障害で心神耗弱状態だった」と主張したが15年5月、最高裁が被告の上告を棄却し、死刑が確定した。

 05年2月には岐阜県中津川市で元市職員の男が、母親や生後間もない孫ら家族5人の首を絞めて殺害。自身の妻に対する母親からの長年の嫌がらせに苦しんでおり、動機に酌量の余地があるとされ、12年に最高裁で無期懲役が確定した。

 15年3月には兵庫県洲本市(淡路島)で、男が自宅近くの住宅2軒を襲い、住民5人をサバイバルナイフで刺殺する事件が起きた。神戸地裁は今年3月、事件当時は向精神薬服用による精神疾患だったと指摘したが、完全責任能力を認め、死刑を言い渡した。

 福岡県小郡市で今年6月、主婦と子ども2人が殺害された事件では主婦への殺人罪で、当時県警巡査部長だった夫が起訴された。県警は子どもの死亡にも関与したとみて捜査を続けている。

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