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【九州北部豪雨】異常な大雨、保水限界超す 日本地すべり学会が会見

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【九州北部豪雨】
異常な大雨、保水限界超す 日本地すべり学会が会見

 日本地すべり学会(落合博貴会長)は16日、大分県日田市で記者会見し、九州北部の豪雨で多発した土砂崩れは、狭い地域に異常な大雨が集中し、森林の保水機能の限界を超えて発生した、との見解を示した。落合会長ら6人のメンバーが14~15日に現地を調べた。

 落合会長は、5~6日に福岡県の朝倉市、東峰村から大分県日田市にかけて300~500ミリの大雨が集中した結果、「水を通しにくい層の上に堆積した厚さ1~2メートルの土砂が、大量の水を含み流れ落ちた『表層崩壊』が多い」と述べた。

 大地に根を張る森林は山の斜面を安定化させるが「異常な豪雨で浸透水が集中した場所では、森林の機能の限界を超えて崩壊した」と指摘した。

 朝倉市では、2014年の広島市の土砂災害で要因となったとされる「まさ土」が分布。この点に関しては、今回の災害との因果関係は不明としつつ「(朝倉市では)土砂崩れの密度が高いように見える」と話した。

 日田市小野地区で発生した大規模な土砂崩れについて、調査メンバーの檜垣大助弘前大教授は「過去にも土砂崩れが起きて、比較的緩やかな斜面にたまっていたその土砂が崩壊した」との見方を明らかにした。

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