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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】逆転Vへ「広島カープ包囲網」提唱せよ! 十分チャンス、D・巨・中もメリット

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
逆転Vへ「広島カープ包囲網」提唱せよ! 十分チャンス、D・巨・中もメリット

金本監督が本気で逆手Vを狙うなら… 金本監督が本気で逆手Vを狙うなら…

 実は1980年代、パ・リーグは西武の黄金時代でした。清原、秋山、デストラーデの主軸に辻や石毛、伊東などの主力選手が全盛期で、投手陣も東尾や松沼兄弟、工藤など揃っていました。そうした1989(平成元)年のシーズン開幕前、日本ハムの近藤貞雄監督が近鉄、オリックス、福岡ダイエーやロッテに「西武打倒」の共同戦線を持ちかけたのです。これを近鉄の仰木彬監督が「西武包囲網」と命名したのです。

 パ・リーグ5球団は森西武に対して自軍のエースをぶつけるローテーションを組み、西武の勝率を下げる作戦を敢行しました。その結果、西武とオリックス、近鉄の三つどもえがシーズン終盤まで続き、近鉄が劇的な逆転優勝を飾りました。西武の4連覇を阻んだのです。

 実は1994(平成6)年、オリックスの監督に就任した仰木監督はここでも「西武包囲網」を提唱して、大接戦を演じました。結果は西武の優勝でしたがそのシーズン終了後、森監督は勇退しました。

 さらに、「包囲網」という言葉は昨季も聞かれました。楽天・梨田監督が監督に就任するや「ソフトバンクの勝率を下げないと他球団のチャンスはない。どこが得をするとか、そういう話ではなくて、とにかくソフトバンクを止めないといけない」と話して、他の4球団に「ソフトバンク包囲網」を提唱したのです。

 結果はどうだったでしょうか。ソフトバンクはシーズン中盤から故障者も続出しました。開幕からの勝率は凄まじく、一時は7月中に優勝マジック点灯か…と言われていたのに、ジワジワと勝率を下げて最後は日本ハムに逆転されたのです。

 日本ハムは梨田監督が提唱したソフトバンク包囲網の“援護”を受けた形になりましたが、これはあくまでも結果です。最初から日本ハム優勝のために「包囲網」が敷かれたわけではありませんね。主目的は「ソフトバンクの連覇を止める=他球団に優勝のチャンスが生まれる」…という図式ですね。

 これを今季のセ・リーグに当てはめるなら、シーズン折り返しという今のタイミングで金本監督は「広島包囲網」をDeNAや巨人、中日に提唱すればいいでしょう。

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