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【脳を知る】脳卒中、喫煙者は発症リスクが1.5倍

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【脳を知る】
脳卒中、喫煙者は発症リスクが1.5倍

たばこは、やめるに限るが… たばこは、やめるに限るが…

 たばこを吸う脳卒中の患者や家族から「禁煙しないと、いけないですか?」と、よく質問されます。今回は脳卒中と喫煙の関連性について話します。

 たばこの煙には有害物質が200種類以上、発がん物質が40~60種類も含まれています。たばこと関連する病気には、脳卒中以外に心筋梗塞、糖尿病、高血圧、歯周病、呼吸器疾患、さまざまな部位のがんなどがあります。喫煙者は非喫煙者に比べて脳卒中発症のリスクが1.5倍、脳卒中死亡のリスクは2倍とされています。

 たばこの主成分であるニコチンは強い依存性があり、これにより喫煙が止められなくなります(ニコチン依存症)。ニコチンは交感神経系を刺激して血圧が上がり、脈拍が増えます。

 たばこを吸うと、一酸化炭素が体内に取り込まれます。一酸化炭素は酸素よりも赤血球と結合しやすいため、体内組織の酸素が不足し動脈硬化を進行させます。

 また、たばこの酸化物質が血管壁の内皮細胞に障害を与えることで血管が収縮し、血液の凝固系が活性化して動脈硬化を進行させます。しかも、善玉コレステロールを減少させ、動脈硬化を促す悪玉コレステロールを増加させます。たばこには全くいいところが見当たりませんね。

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