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「心理警察官」って何するの? 兵庫県警の巡査長 ストーカーの凶悪犯罪を防ぐため、面接して更生を促すのが仕事

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「心理警察官」って何するの? 兵庫県警の巡査長 ストーカーの凶悪犯罪を防ぐため、面接して更生を促すのが仕事

臨床心理士の資格を持ち、要請があった警察署でストーカー加害者と面接を行っている兵庫県警の石橋岳士巡査長=12日午後、神戸市中央区の県警本部(西山瑞穂撮影) 臨床心理士の資格を持ち、要請があった警察署でストーカー加害者と面接を行っている兵庫県警の石橋岳士巡査長=12日午後、神戸市中央区の県警本部(西山瑞穂撮影)

 電話やメール、つきまといといった行為を繰り返すうちに、凶行へ至ることも少なくないストーカー犯罪。相手の感情を無視し、自身の行動に歯止めがかけられない加害者に、治療の必要性を認識させることを職務とする警察官が兵庫県警にいる。県警本部生活安全企画課の石橋岳士巡査長(33)は臨床心理士の資格を生かし、加害者と面接して医療機関を受診するよう導く全国的にも珍しい「心理警察官」だ。重大事件へ発展することを未然に防ぐため、「加害者が立ち直るきっかけを見つけるのが使命」と話している。

 今年5月、兵庫県内のある警察署の取調室。石橋巡査長は元妻の職場に押しかけたとしてストーカー規制法違反容疑で逮捕された40代の男と向き合っていた。口をつぐんだままの男を前に雑談をしながら、会話の糸口を探った。

 「さみしかった。また一緒に暮らしたい」

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