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【九州北部豪雨】「安否不明の妻の手料理 無性に食べたい」 53歳男性、愛妻の帰り待つ

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【九州北部豪雨】
「安否不明の妻の手料理 無性に食べたい」 53歳男性、愛妻の帰り待つ

捜索活動で汗だくになった消防隊員を自身の事務所前でねぎらう田中耕起さん=13日午後、福岡県朝倉市 捜索活動で汗だくになった消防隊員を自身の事務所前でねぎらう田中耕起さん=13日午後、福岡県朝倉市

 だが同日午後6時24分の着信以降、連絡が取れなくなった。「最後の通話は、何かを言おうとしても恐ろしさで話せないようだった」

 加奈恵さんは熊本県荒尾市出身。福岡県久留米市の病院で看護師をしていた頃、手術のため入院した耕起さんと出会い、30代初めで結婚した。明るくさっぱりした性格で、おしゃべり好き。夫婦げんかをしても、翌日には仲直りできた。最近はガーデニングに熱をあげ、耕起さんが手作りしたプランターにポピーやパンジー、ビオラなどを植えて楽しんでいた。

 耕起さんの楽しみは、帰宅後の加奈恵さんの手料理。「ハヤシライス。夏は無性に食べたくなるんだよ」。事務所で酷暑の避難生活を送る中、お気に入りのメニューを出してくれる愛妻の姿が脳裏をよぎる。

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