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人そっくりの「かかし」が180体 村人より多く…徳島の限界集落に各地から観光客

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人そっくりの「かかし」が180体 村人より多く…徳島の限界集落に各地から観光客

完成したばかりのかかしと並ぶ綾野月美さん=徳島県三好市 完成したばかりのかかしと並ぶ綾野月美さん=徳島県三好市

 「人よりもかかしが多い」と徳島県三好市東祖谷の名頃集落が話題を呼んでいる。住民は29人だが、人間そっくりの約180体のかかしがいることから「かかしの里」と呼ばれており、各地から多くの観光客が訪れている。

 かかしの里になったのは、地元の綾野月美さん(68)が14年前、鳥獣被害対策で実父に似せたかかしを作ったのがきっかけ。近所の人が間違ってあいさつをしたり声をかけたりしたため、面白いと思って次々とかかしを作り、これまでの制作数は400体を超えるという。

 胴体は古新聞で、不要な服をリサイクル。制作には2、3日かかる。「みんな私の子供たち」と綾野さん。

 現在、集落に子供は一人もいないというが、廃校の小学校では、時が止まったようににぎやかな授業参観の1日をかかしたちが演じている。校庭は雑草だらけだが、校内ではわんぱくそうなかかしの子どもが階段の手すりにぶら下がって遊ぶ。

 今は限界集落だが、かかしのおかげで海外からも観光客が訪れるようになった。「かかし作りでいろんな人に出会えたのが一番うれしい」と綾野さんは話した。

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