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京産大の獣医学部断念 「大学はすでに方向転換していたようだ」府知事が見解

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京産大の獣医学部断念 「大学はすでに方向転換していたようだ」府知事が見解

 山田啓二・京都府知事は14日の定例会見で、京都産業大(京都市)が獣医学部の設置を視野に入れて開設した総合生命科学部を再編し、生命科学部(仮称)を開設すると同日発表したことを「残念な思いもあるが、大学側の決めたことは尊重したい」などと述べた。

 府と京産大は国家戦略特区に基づき獣医学部の綾部市への設置を国に主張してきた。山田知事は「府はまだ頑張る気持ちでいたが、大学はさまざまな角度から考え、すでに方向転換をしていたようだ」と大学の立場を推し量るとともに、「愛媛県は10年間訴え続けたのに対して、こちらは1年。努力が足りなかった」と述べた。

 一方、新学部では胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを生かした研究も行っていくことから、「この分野で京都から新しい提案をしていけばいいと思っている」と期待も寄せた。

 また、実験に伴う動物の需要が高まっている近年の状況も踏まえ、「実験動物を取り扱う動物技術者については引き続き国家資格の創設も含め、国に要望していきたい」と話した。

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