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【おおさか新発見】テレビ草創期を裏方で支えた竹内志朗さん…84歳になっても軽快なフットワーク

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【おおさか新発見】
テレビ草創期を裏方で支えた竹内志朗さん…84歳になっても軽快なフットワーク

数多くのタイトルデザインを手がけてきた竹内志朗さん 数多くのタイトルデザインを手がけてきた竹内志朗さん

 竹内さんは昭和8年、大阪市生まれ。母親の影響で中学生の頃から芝居の世界に興味を持ち、「将来は舞台装置の仕事がしたい」と劇団にも所属した。高校卒業後、デザイン会社で文字や絵のデザイン技術を独学で修得。テレビ草創期には、番組タイトルだけでなく、スピードが求められるニュースのテロップも担当した。

 コンピューターグラフィックスが登場し始めた頃から舞台装置の仕事に移行。元松竹新喜劇の俳優、中川雅夫さんが平成5年に旗揚げした「どんちょう会」の公演もずっと担当している。今年4月には国立文楽劇場で25周年記念公演を開催。上方人情喜劇を描いた作品の通し稽古を見学させてもらった。

 舞台は飛田新地の遊郭。回り舞台を活用して場面転換する仕掛けで、すでに3つの場面がセットされている。女郎屋の華やかな玄関で始まり、おかみの部屋や2階の女郎部屋などに転換。竹内さんは客席から役者の動きをじっと見守っていた。

 この日は早朝4時に就寝し、6時半に起床。今年84歳になるが、フットワークが軽快で年齢を感じさせない。「寝食を忘れて仕事に取り組むのは仲間に迷惑をかけないため」。誠実で勝ち気な性格と仕事への情熱が竹内さんの若さの源泉といえそうだ。(ライター 橋長初代)

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