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「津ぎょうざ」で過疎地つなぐ 地元ジビエ(野生鳥獣肉)使い魅力発信

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「津ぎょうざ」で過疎地つなぐ 地元ジビエ(野生鳥獣肉)使い魅力発信

レストランでジビエを使った「津ぎょうざ」を手にする山崎倫敬さん=津市 レストランでジビエを使った「津ぎょうざ」を手にする山崎倫敬さん=津市

 過疎化が進む津市美杉町太郎生地区に、地元で捕れたジビエ(野生鳥獣肉)を使ったご当地グルメ「津ぎょうざ」を提供するレストランを津市の建設会社経営山崎倫敬さん(47)が開いている。「都会から人を呼び込むきっかけをつくり、移住者の増加につなげたい」と始めた店は、観光客や住民らが集まる憩いの場となりつつある。

 市中心部から車で約1時間半。三重と奈良の県境に位置する太郎生地区は、山あい一面に緑豊かな自然が広がる。

 妻の実家があり、市街地の自宅から足を運ぶ山崎さんは「ホタルがたくさん飛んで、飲み水がおいしい」と魅力を語る。だが徐々に高齢化し、平成22年に地区の小学校が閉校に追い込まれた。

 5年ほど前、妻の親戚の猟師が「シカやイノシシの数が増え、食肉処理が追い付かない」と悩みを打ち明けた。昔から「田舎が寂れていくのが残念」と感じていた山崎さんは、直径15センチの皮を使って揚げる津ぎょうざのあんとしてジビエを有効活用することを思いついた。

 材料のシカ肉は特有の臭みが残るため、香辛料や豚肉を混ぜ合わせ改良を重ねた。「ヘルシーで、誰でも食べやすい自信作」と胸を張る。昨年3月、レストラン「ようこそ」をオープンした。

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