産経WEST

希少イタセンパラ、大阪市の淀川で最多8888匹の稚魚確認 繁殖成功「地道な外来種駆除が成果に」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


希少イタセンパラ、大阪市の淀川で最多8888匹の稚魚確認 繁殖成功「地道な外来種駆除が成果に」

淀川の調査で確認されたイタセンパラの稚魚=5月、大阪市(国交省淀川河川事務所提供) 淀川の調査で確認されたイタセンパラの稚魚=5月、大阪市(国交省淀川河川事務所提供)

 国土交通省淀川河川事務所などは12日、大阪市内の淀川で4~5月、国の天然記念物で、絶滅が心配される淡水魚イタセンパラの稚魚8888匹を確認したと発表した。観測を始めて以来最多で、平成25年に放流した成魚が繁殖を繰り返して増えたとみられる。

 確認したのは、25年10月に500匹の成魚を放流した地点で、川岸に近く流れが穏やかな「わんど」と呼ばれる場所。26年以降、稚魚の確認は毎年500~750匹にとどまっていた。

 関係者は「地道な外来種の駆除が成果につながったのではないか」と話している。

 イタセンパラはタナゴの仲間で、体長10センチほどで雄は産卵期に紫紅色となるのが特徴。雌は二枚貝の体内に産卵、孵化(ふか)後の稚魚は翌春まで貝の中で過ごす。

 淀川では、河川工事や外来種による捕食の影響で数が激減。放流など保全の取り組みが進められている。

「産経WEST」のランキング