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【銀幕裏の声】「ジブリにできないことをやる」-アニメ「メアリと魔女の花」 西村義明プロデューサーの決意「ライバルはベイマックス」

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【銀幕裏の声】
「ジブリにできないことをやる」-アニメ「メアリと魔女の花」 西村義明プロデューサーの決意「ライバルはベイマックス」

「メアリと魔女の花」のワンシーン。杉咲花がメアリ(左)を神木隆之介がピーター(右)の声を熱演する c2017 「メアリと魔女の花 」製作委員会  「メアリと魔女の花」のワンシーン。杉咲花がメアリ(左)を神木隆之介がピーター(右)の声を熱演する c2017 「メアリと魔女の花 」製作委員会 

 企画から製作まで実に8年を費やし、完成まで導いたその姿を見ていた鈴木さんは西村さんにこう声をかけた。「次は米林監督と一緒に作品を作れ」と。

 その作品こそが「思い出のマーニー」だった。

新たな夜明け“ポノック”の思い

 ジブリの解散を悲しむだけでこのまま何もせず動かなければ、新作アニメ製作の道は永遠に閉ざされてしまう-。こう考えた西村さんは米林監督にこの思いを伝えた。米林監督も「思い出のマーニー」の製作時、ずっと支えてくれた西村さんに次作でもプロデューサーをしてほしいと考えていた。ジブリを退社した2人は27年4月、「スタジオポノック」を創設した。

 「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」という意味。新たな一日の始まり-。つまり、2人の新たなアニメ製作のスタートを告げる宣言だった。

 劇場アニメの製作には膨大な費用がかかる。ジブリ作品には国内外から出資金が集まっていた。

 “ジブリの魔法の力”を失ったのは米林監督だけでなく、西村さんも同じだった。プロデューサーとしての手腕が問われた。

 「『メアリと魔女の花』は、正直、ジブリのときとは桁違いの少ない製作費で完成させています。どんな方法か? たとえばジブリで許されていた製作期間を半分に短縮させたり…」と苦笑しながら打ち明けた。

 しかし、西村さんは誇らしげにこう続けた。「ジブリ時代に比べ、決して作品のクオリティは下がってはいませんよ」

 スタジオポノックの記念すべき第1弾「メアリと魔女の花」の製作には、元ジブリの作画監督など錚々たるクリエーターが結集した。

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