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【ビジネスの裏側】1個100円の攻防 スーパーが腕競う「焼きたてパン」が熱い

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【ビジネスの裏側】
1個100円の攻防 スーパーが腕競う「焼きたてパン」が熱い

スーパーの店内で提供される、焼きたてパン「阪急ベーカリー香房」=大阪市西淀川区のイズミヤスーパーセンター福町店 スーパーの店内で提供される、焼きたてパン「阪急ベーカリー香房」=大阪市西淀川区のイズミヤスーパーセンター福町店

 スーパー各社が焼きたてパンの品揃えを充実させている。売れ行きをみながら味や形を工夫。価格は1個100円前後が主流で、固定ファンをつかみつつある。グループで大規模に展開し、他社に供給する企業も出てきた。各社の競争で味に磨きがかかりそうだ。(藤谷茂樹)

売り上げ15%アップ

 阪神なんば線の福駅前に昨年4月、開店したイズミヤスーパーセンター福町店(大阪市西淀川区)。店員が「焼きたてでーす」とハンドベルを鳴らし、パンを並べると、買い物客は次々とトレーに載せてレジに向かった。

 あんパン、カレーパン、デニッシュ、ワッフルなど約70種類で、ほとんどが1個100円(税抜き)。週2回ほど同店で買い物をするという近くのパート店員の女性(58)は「パン店に寄らずに、安くておいしいパンが買える。お気に入りもできた」と喜んだ。

 店内で焼き上げる「インストアベーカリー」というスタイル。イズミヤでは新規開業店のほか改装する既存店で導入を進め、この3年で全51店に備えた。

 豊富な品ぞろえに安さが目を引き、既存店では焼きたてパンの売り上げが15%増。比江嶋義・ベーカリー部担当部長は「客数増につながり、既存店も元気になってきた」と手応えを得ている。

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