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【ビジネスの裏側】大虐殺乗り越えた「アフリカの奇跡」ルワンダ 日本からの投資に期待

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【ビジネスの裏側】
大虐殺乗り越えた「アフリカの奇跡」ルワンダ 日本からの投資に期待

「安全で美しい国に生まれ変わった」と投資を呼びかけるセブンダンディ・ルワンダ駐日大使=大阪府高槻市の関西大学(亀井克之教授提供) 「安全で美しい国に生まれ変わった」と投資を呼びかけるセブンダンディ・ルワンダ駐日大使=大阪府高槻市の関西大学(亀井克之教授提供)

 アフリカの小国、ルワンダが投資先として注目を集めている。民族対立による大虐殺を乗り越え、経済成長の軌道に乗ったからだ。主軸は農業から観光、サービス業へと移る中、まだ残る社会的な課題解決や生産性向上のために情報通信技術(ICT)を必要としているという。関西の自治体や大学、企業が交流を深めている。(栗井裕美子)

安全で美しい国

 「ルワンダは安全で美しい国に生まれ変わった」。大阪府高槻市の関西大学で5月30日、同国のヴェネティア・セブダンディ駐日大使は、安定した政治や自然の美しさをアピールした。

 同大社会安全学部の亀井克之教授がアフリカビジネスへの関心の高まりなどを受けて企画した講演会。学生や企業関係者ら約100人が熱心に聞き入った。

 ルワンダは1994年、深刻な民族対立が大虐殺に発展。約3カ月で80万~100万人が犠牲になった。世界銀行によると、人口は90年に約725万人だったのが94年に約599万人に減少し、国内総生産(GDP)は25億米ドルから約7億5400万米ドルに落ち込んだ。

 同国ではその後、地域住民が参画する司法制度「ガチャチャ裁判」を打ち立てた。もめ事を解決するための伝統的な集会を基礎にした取り組みで、セブダンディ大使は「加害者の量刑を軽くして早く社会復帰させ、多くの国民を再建に参画させた」と話す。

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