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【鬼筆のスポ魂】ゴルフはやっぱり紳士のスポーツ…池田勇太に見る“プロはアマの鑑”

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【鬼筆のスポ魂】
ゴルフはやっぱり紳士のスポーツ…池田勇太に見る“プロはアマの鑑”

長嶋茂雄招待セガサミーカップ・2日目で、ペナルティーにもかかわらずトップに立った池田勇太=ザ・ノースカントリーGC(高橋朋彦撮影) 長嶋茂雄招待セガサミーカップ・2日目で、ペナルティーにもかかわらずトップに立った池田勇太=ザ・ノースカントリーGC(高橋朋彦撮影)

 正直者は損をする…というが、この場合の正直は潔いというべきか、当たり前だ、というべきか…我(わ)が身や周囲を振り返ると実に表現が難しい。

 事件が起きたのは国内男子ツアーの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(ザ・ノースカントリーGC)の2日目だ。4位からスタートした池田勇太は出だしの1番(パー4)の2打目地点でクラブが15本入っていたことに気づいた。プレーヤーは14本を超えるクラブを持って正規のラウンドをスタートしてはならず、違反の罰は持ち込んだクラブの本数にかかわらず、違反があった各ホールに対して2打。1ラウンドにつき最高4打までペナルティーが与えられる(ゴルフ規則4-4a)。

 「ゴルフ人生で初めて」というミステークを池田はすぐに申告し、2オン2パットの「4」に2罰打を加えたダブルボギー。その後奮起して6バーディーを奪い返し、通算10アンダーの単独首位で決勝ラウンドに進んだ。4日間トータルでは14アンダーの4位タイでフィニッシュ。「余分な1本」がなければ16アンダーの単独3位だったことになる。

 池田はコース戦略のために専属キャディーではなくハウスキャディーを帯同していたが、「非のすべては自分にある」と一切キャディーを責めず、潔い態度には称賛の声も聞こえてきた。全てが自己申告のゴルフという競技において、この態度は当然のようで、実際には見習わないといけない姿なのだ。

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