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【薬種商「天命」田邊屋五兵衞(2)】祖先は朱印船貿易商 医薬品輸入の先駆け

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【薬種商「天命」田邊屋五兵衞(2)】
祖先は朱印船貿易商 医薬品輸入の先駆け

初代が土佐堀で開業していた頃の「大坂大繪圖」。田邊屋橋」が描かれている=元禄9(1696)年、国立国会図書館ウェブサイトから 初代が土佐堀で開業していた頃の「大坂大繪圖」。田邊屋橋」が描かれている=元禄9(1696)年、国立国会図書館ウェブサイトから

 ところで、又左衞門は貿易で巨万の富を築いたが、半面、渡海するには大きなリスクもあった。現在の貨幣価値で数億円の資金が必要だったとの試算もある。又左衞門の商人としての財力とともに、商売への確かな目があったからこその成功だったろう。

 そしてもう一つ、後の田邊屋の創業につながる主力商品も又左衞門がもたらしたものだった。なんと「薩摩・島津家ゆかりの薬」というのだから、歴史はおもしろい。  (山上直子)   =(3)に続く

▼【田辺三菱製薬の祖・田邊屋五兵衞(3)】島津ゆかりの「たなべや薬」 関ケ原退却の恩賞

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