産経WEST

【ビジネスの裏側】「50歳」になったリカちゃん 愛され続ける秘訣は

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【ビジネスの裏側】
「50歳」になったリカちゃん 愛され続ける秘訣は

25年前に発売されたリカちゃん人形の購入者が参加した「リカちゃん50周年記念パーティー」。25年越しに開かれた =大阪市港区(柿平博文撮影) 25年前に発売されたリカちゃん人形の購入者が参加した「リカちゃん50周年記念パーティー」。25年越しに開かれた =大阪市港区(柿平博文撮影)

時代とともに

 この50年で累計6千万体以上を販売してきたリカちゃん。低迷気味の時期もあったが、28年度の売上高は26年度の約2倍と大きく伸びた。タカラトミーのリカちゃん企画部、栗原●(=示へんに羊)太部長は「子供に向けて発信し、遊びやすさを伝えてきたため」と、子供からの支持回復を強調する。

 リカちゃんは時代に合わせて表情や体形を変化させ、現行モデルは4代目にあたる。家族のかたちも時代の流れを反映。行方不明とされたこともあったリカちゃんのパパだが、近年は子育てにも参加する「イクメン」という設定だ。

 こうした変化を増淵名誉教授は「高度成長期は父親が働き詰めで、家にいなくても家族が成り立ったが、今の世相を敏感に捉えている」と分析。「時代の変遷ともに、家族の物語がつむがれてきたことで愛され続けた」と評価する。

 女の子の憧れが投影されるリカちゃん。変わり続けるからこそ長く幅広い世代に愛されているようだ。栗原部長は「時代とともに女の子の感覚も変わる。そこを見誤らずに進化させていき、次の50周年に向け守っていきたい」と話す。100歳のリカちゃんは、どんな姿になっているのだろうか。

このニュースの写真

  • 「50歳」になったリカちゃん 愛され続ける秘訣は
  • 「50歳」になったリカちゃん 愛され続ける秘訣は
  • 「50歳」になったリカちゃん 愛され続ける秘訣は

「産経WEST」のランキング