産経WEST

【通崎好みつれづれ】裁判員候補になって

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【通崎好みつれづれ】
裁判員候補になって

裁判員候補者になった通崎さんが受け取った資料など(寺口純平撮影) 裁判員候補者になった通崎さんが受け取った資料など(寺口純平撮影)

 青酸化合物を使ったとされる連続殺人事件で、高齢男性4人への殺人罪などに問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)の裁判員裁判の初公判が6月末、京都地裁(中川綾子裁判長)で開かれた。その新聞記事をみて「ああ、あのお姉さんだ」と気がついた。中川綾子裁判長は、昨秋、私が裁判員候補に選ばれた際の裁判を担当された女性だ。

 ある日、裁判所から「呼出状」が届き、候補者の中から裁判に参加する裁判員を選ぶ「選任手続き」に出席した。この時、候補者を前に挨拶をされたのが中川裁判長だ。スーツ姿の男性弁護士2名と検察官2名を両脇に、そして白い半袖シャツのせいかどこか学生っぽく見える若手裁判官2名を従えた女性裁判長は、とても頼もしく映った。何度も繰り返されている内容なのだろうが、きちんと候補者に届く言葉で話されていたので、とてもよい印象を持ち、名前を記憶していたのである。

 私は、選任手続きで空席があることが気になっていた。裁判員制度が始まって丸8年。先日、裁判員選任手続きの出席率低下の話題を目にした。事前に辞退が認められた人を除いて、選任手続きのために裁判所へ出向いた人は、平成21年の83・9%から下がり続け、昨年は64・8%に落ち込んだという。私が目にした空席にもうなずける。

続きを読む

「産経WEST」のランキング