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【軍事ワールド】米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

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【軍事ワールド】
米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影) インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影)

 インドは伝統的に「非同盟」の外交路線を取っていて、特定の国との強い結びつきには慎重な面がある。しかし今回のF-16生産契約は、インドの兵器体系全体が旧ソ連式から米国式に変わる嚆矢(こうし)となる可能性がある。米国にとっては大きな利益となるが、こうした“商売上”のメリットより遙かに大きいのが、地球規模の戦略上のメリットだ。

 ダイヤのネックレス

 F-16は1970年代の開発で、米CNNテレビは「クラシックな戦闘機」と評しているが、LM社によるとインド生産分のF-16は最新型の「ブロック70」。新鋭のAESAレーダーに推力が増強された新型エンジン、赤外線照準システムなどが取り入れられている。外見上大きな変化は、背面の一体型増設燃料タンクしかないが、金属外皮の中身はほぼ全て最新機器に一新されており、1998年に初飛行した中国の最新鋭機「殲10」より性能は遙かに上とみられる。

 近年、中国は海軍を増強させシーレーン防衛に傾注し、インド洋沿岸国の港湾整備を支援する「真珠の首飾り戦略」を進めている。一方のインドはこれに対抗し、アフリカ東部から東南アジアまでに拠点を設け、真珠の首飾りのエリアをカバーする「ダイヤのネックレス」構想を持っている。

 いずれもペルシャ湾からの原油輸送ルートを確保するためのものだが、中国の東シナ海と南シナ海への覇権確立を危ぐする米国や日本はインドの構想を後押しする立場だ。

 

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