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【軍事ワールド】米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

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【軍事ワールド】
米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影) インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影)

 だが、この方針が祟った。中東戦争や湾岸戦争でこうしたモンキーモデルの戦車などを使った軍が惨敗し、旧ソ連製兵器の評価は下落した。

 さらに旧ソ連崩壊とロシア経済の悪化で兵器産業は弱体化。ガスなど天然資源も輸出では値下げ競争に巻き込まれて経済も振るわず、兵器産業への開発資金は不十分だ。このためロシアが開発中のステルス機「PAK FA」は試作機の初飛行から8年経っても実用化に至っていない。

 一方のインドは独立以来犬猿の仲のパキスタンをはさんで中国とも仲が悪い。パキスタンはイスラム国家だが、2000年の9・11同時多発テロに始まる米国の対テロ戦争に協力する姿勢を示したことから対米関係が改善。昨年2月には米国からF-16戦闘機8機の有償供与を受けている。

 非同盟からの脱皮?

 インドとしては、関係の良くない隣国が高性能機を保有しているのは脅威にあたる。もはやロシアに“お付き合い”して性能が今ひとつのロシア製戦闘機のモデファイ(改良)に苦労するより、生産のライセンスから各種パテント、レーダーやセンサーなどの最新鋭システムまでフルセットで契約できる米国とLMのオファーは魅力的なのだ。

 もちろん米国にとっても多大なメリットがある。今回のF-16生産許可により、インドの武器体系が旧西側標準(米国標準)への移行が望めるのだ。各種通信機器や搭載する各種誘導ミサイル、果ては艦船などとのデータリンクも将来的に導入される可能性がある。

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