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【衝撃事件の核心】「しぬこともあります」中国から降臨、子牛も食う猛毒「殺人アリ」…はだし厳禁の〝神戸パニック〟

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【衝撃事件の核心】
「しぬこともあります」中国から降臨、子牛も食う猛毒「殺人アリ」…はだし厳禁の〝神戸パニック〟

神戸港のコンテナヤードで見つかったヒアリ(環境省提供) 神戸港のコンテナヤードで見つかったヒアリ(環境省提供)

初期の封じ込めは成功か

 村上准教授によると、一般的に街中でよく見かけるクロヤマアリやクロオオアリの場合、巣に女王アリは1匹しかいないが、ヒアリの場合は数十匹~100匹程度いる。1時間あたり約80個、1日に換算すれば約2千個の卵を産むことができるため、繁殖能力は極めて高い。

 しかも在来種のアリとは異なり、巣として直径25~50センチ、高さ15~50センチの蟻塚を作る。深さは地中1メートルを超えることもあり、通常の殺虫剤では成分が届かず、完全に死滅させるのは難しい。

 米国ではかつて駆除のために大量の農薬散布が行われ、その様子は化学物質による環境汚染を訴えたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」にも描かれた。しかし駆逐することはできず、現在では農作物や家畜の被害、駆除費用などの経済的損失は年間5千億~6千億円に上るという試算もある。いったん定着してしまえば根絶するのは難しいのが現実だ。

 だが今回、コンテナ内で見つかったヒアリのコロニーには卵や幼虫も含まれていたが、すべて駆除されている。ヤードで見つかった約100匹に、女王アリや幼虫はいなかった。国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの五箇公一(ごか・こういち)室長は「ラッキーなことに侵入初期の段階で見つけられた」と評価。一方で「危機一髪で封じ込められたと思うが、一部が逃げ出した可能性は否定できない」とも指摘し、今年度内はヤード周辺の緑地や植え込みで調査を続けるよう神戸市と環境省に助言したという。

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