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【ビジネスの裏側】台湾高級ウイスキー「カバラン」が世界を席巻…常識覆したトロピカル風味 年間100万ケースの野望

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【ビジネスの裏側】
台湾高級ウイスキー「カバラン」が世界を席巻…常識覆したトロピカル風味 年間100万ケースの野望

世界で高評価を得るカバランウイスキー 世界で高評価を得るカバランウイスキー

 ウイスキーといえば、スコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアン、ジャパニーズ。世界的ウイスキー産地とされるこの5つは「五大ウイスキー」と称される。そんなウイスキー業界で今、話題を集めているのが、台湾産の高級ウイスキー「カバラン」だ。「生産できるのは寒冷地」という“常識”を覆し、亜熱帯地域で蒸留されたカバランは、トロピカルフルーツのような香りと濃厚な味わいが特徴で、各国の品評会でも高く評価されている。

日本やスコットランドを視察

 カバランの生産地は、台湾北東部の宜蘭(ぎらん)県。ここに本社を置く台湾飲料大手「金車グループ」が製造している。

 本業は清涼飲料水の製造で、30年以上の歴史を持つ同社は、台湾が2002年1月に世界貿易機関(WTO)加盟を果たしたのを機に、ウイスキー市場に参入。本場・スコットランドや日本を視察し、海外から技術者を招聘(しょうへい)するなどして05年、製麦から糖化、発酵、蒸留、たる詰め、熟成まですべての工程を行う蒸留所を完成させた。

 宜蘭県は、面積の7割以上を3千メートル級の山が占め、水田が広がる緑豊かな地域。同社の海外市場開発担当、蔡明珊さん(28)は「中央、雪山両山脈から流れる冷たく良質な湧き水が、ウイスキーの製造を可能にしている」と話す。

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