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拉致被害者の蓮池薫さん、翻弄された壮絶な体験赤裸々に…「核・ミサイルとは切り離して交渉を」 愛媛で講演

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拉致被害者の蓮池薫さん、翻弄された壮絶な体験赤裸々に…「核・ミサイルとは切り離して交渉を」 愛媛で講演

講演する蓮池薫さん=松山市 講演する蓮池薫さん=松山市

 北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さん(59)=新潟産業大学准教授=は27日に開かれた愛媛拉致議連(森高康行会長)の記念講演会で、北朝鮮によって翻弄された自らの壮絶な体験を赤裸々に語った。

 「拉致問題の本質と解決への道」の演題で話した。蓮池さんが北朝鮮の工作員によって拉致されたのは1978年。当時、中央大学法学部3年で20歳だった。帰省していた新潟県柏崎市の海岸で、現在の妻、佑木子さんとともに無理矢理拉致され、2002年に帰国を果たすまで24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされた。

 「7月31日に工作員と戦闘員のグループに拉致された。7月下旬に柏崎に派遣されていたようだ。野宿などをしながら、夕方には海岸で物色していた。(佑木子さんと)久しぶりのデートで、前の日に5、6人で海水浴に来ていた海岸に2人で行った」と、蓮池さんは忘れたくても忘れれない当時のことを証言した。

 砂浜に向かう時、土手の上を数人の男がついてくるのを感じていた。座っていると波打ち際から1人の男が接近し、「すみません、たばこの火を貸してくれませんか」と日本語で声をかけてきた。

 蓮池さんは背後から顔を殴られ、「静かにしなさい」と脅された。「これは女を海外に売り飛ばそうとしている。男は海に放り込まれるのではないか」と恐怖で声も出なくなったという。

 ゴムボートに乗せられ、沖合の工作船に乗り移らされ、北朝鮮の秘密の港へ。佑木子さんの行方は教えられないまま、山の谷間に一軒ずつある「招待所」と呼ばれる家に入れられた。

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