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歴代JR西3社長の無罪が確定 乗客106人犠牲の福知山線事故

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歴代JR西3社長の無罪が確定 乗客106人犠牲の福知山線事故

スピード超過の快速電車は脱線後、線路脇のマンション駐車場に激突し大破。乗客106人が犠牲となった =平成17(2005)年4月25日午前、兵庫県尼崎市(本社ヘリから) スピード超過の快速電車は脱線後、線路脇のマンション駐車場に激突し大破。乗客106人が犠牲となった =平成17(2005)年4月25日午前、兵庫県尼崎市(本社ヘリから)

 乗客106人が犠牲になった平成17(2005)年のJR福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本歴代3社長の無罪判決が、20日午前0時に確定した。無罪とした1、2審を支持した最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)の12日付決定に、検察官役の指定弁護士が期限内に異議を申し立てなかった。

 3人は、兵庫県尼崎市の事故現場を急カーブに付け替えた平成8(1996)年から事故までの間に社長を務めた井手正敬(まさたか)元会長(82)、南谷(なんや)昌二郎元会長(75)、垣内剛(たけし)元社長(73)。

 神戸地検は21年7月、山崎正夫元社長(74)=無罪確定=を在宅起訴する一方、3人を嫌疑不十分で不起訴とした。3人はその後、検察審査会の議決に基づいて強制起訴された。

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 裁判では、3人が脱線の可能性を予測でき、現場のカーブに自動列車停止装置(ATS)を整備すべきだったかが争われ、最高裁は、ATSの設置を指示する義務はなかったと判断した。

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