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オラトリオ「ヤマトタケル」復活、三枝氏「人生大転換させた」 25日再演

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オラトリオ「ヤマトタケル」復活、三枝氏「人生大転換させた」 25日再演

「オラトリオ ヤマトタケル」の誕生秘話を語る三枝成彰氏。復活公演には駆け付ける=東京都港区 「オラトリオ ヤマトタケル」の誕生秘話を語る三枝成彰氏。復活公演には駆け付ける=東京都港区

 「宇宙創生の壮大な時の流れや、ヤマトタケルの人間味あふれる物語が描かれた『古事記』の神話世界を音楽にする夢を温めていた」と振り返る。西脇氏の依頼を受けた三枝氏は「山形県でのコンサートの際、一緒になった寝台列車の中で西脇さんに夢を打ち明けられた。壮大すぎて実現するとは思いませんでした」と笑う。

 しかし、夢が本物と知った三枝氏は、「天孫降臨」からヤマトタケルの「誕生」「西征」「東征」「暗雲」「昇天」と続く全6楽章を半年間、全身全霊をかけて仕上げた。楽譜の重量は20キロに及んだという。それまで先鋭的な現代音楽を中心に作曲していた三枝氏は作曲の感想をこう語る。

 「毎日楽譜を書いていたが、とにかく楽しく、自分も情緒におぼれることを美徳とする日本人の一員なのだと再認識した。作曲人生を大転換させた作品です」

 初演は平成元年4月28日の両国国技館。アマチュア合唱団約5千人と、競争率12倍のチケットを手にした約5千人の観客で埋まった。演奏は、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と東京交響楽団の2つのオーケストラが担当。その後も大規模コンサートが実現したが、スポンサーの撤退などで19年前を最後に公演機会がなくなった。

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