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あいりん地区歩き続ける女子大生、ブログで発信 「よそ者、学生だからこそ伝えられる」

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あいりん地区歩き続ける女子大生、ブログで発信 「よそ者、学生だからこそ伝えられる」

あいりん地区で生活する男性と話す女性(右)。“おっちゃん”との会話は大切にしていることの1つだ=大阪市西成区 あいりん地区で生活する男性と話す女性(右)。“おっちゃん”との会話は大切にしていることの1つだ=大阪市西成区

 初対面の男性は、これまでどんな仕事をしていたのか、なぜ自分があいりん地区で生活しているのか、離ればなれになった家族のことを語り出した。実際に生活する人の思いに触れ「見学やフィールドワークで入ること自体が失礼なことだった」と、後悔の念を抱かずにはいられなかった。

 その後も何度か足を運ぶにつれ、後悔は使命感に変わっていった。「よそ者の自分だからこそ、感じること、発信できることがあるのではないか」。ブログという形で、ありのままを書いていくことを決めた。

 あいりん地区で活動している支援団体などとのつながりも生まれた。年末年始には、連日あいりん地区に通い、炊き出しや野宿する労働者を訪問する夜回りに参加しながら年を越した。

 そうした出会いをブログでは誠実に描く。元旦に話した北海道出身の73歳の男性は、ギャンブルにはまって職を失い、家族とも会えなくなった。夢は海外旅行だという。別れ際、また会おうと握手を交わした。《私も今年一年頑張ろう、素直にそう思わせてくれる出会いだった》。そうつづった。

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