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幻のタマネギ「今井早生」ブランド復活へ 大阪・泉佐野の農家が挑戦

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幻のタマネギ「今井早生」ブランド復活へ 大阪・泉佐野の農家が挑戦

3世代で「今井早生」作りに取り組む三浦淳さん、父の良弘さん、母の綾さん、姉の深見麻衣さん(左から)=大阪府泉佐野市 3世代で「今井早生」作りに取り組む三浦淳さん、父の良弘さん、母の綾さん、姉の深見麻衣さん(左から)=大阪府泉佐野市

 農薬や化学肥料の使用量を最小限に抑えていることなども効果を発揮したのか、今年5月に収穫した今井早生は約3トン。収穫したタマネギをその場で食べてみた淳さんは「甘いやん」とそのおいしさに感激した。

 地元のホテルもほれ込んだ。関西国際空港にある「ホテル日航関西空港」は、泉州野菜にもこだわった料理を提供していることから、今井早生を探していたところ、同農園に出合った。同ホテルはすぐに契約し、料理のおいしさで評判を呼んでいる同ホテルを支える大事な野菜のひとつとなった。

 もっとも、今回の今井早生では割れたり変形してしまったものも多く、「秀品」と認められたのはわずか4割。今後はいかに収穫量を増やし、秀品として安定させ、販路拡大をしていくかが課題となっていく。「おいしいからつくりたい」と話す淳さん。いつしか今井早生を再び泉州のブランドとして確立させ、多くの人に食べてもらうことが夢だ。

 ■今井早生 背の低い扁平(へんぺい)の形をしたタマネギで、みずみずしくて甘味が強く、水にさらさなくても刺し身のように生で食べられるのが特徴。「貝塚極早生」「吉見早生」と並び、府が認証するなにわの伝統野菜「泉州黄玉葱」の品種のひとつ。明治時代から泉州地域で栽培されていたが、傷みが早いなどの理由で生産量が減少していったとされる。

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