産経WEST

【関西の議論】旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら

 また今年からは、富山県の立山砂防ダムで活躍したディーゼル機関車の払い下げ車両も導入。養父市は今年度の予算に新路線の地質調査費約700万円を計上した。

課題も浮き彫り

 「日本遺産認定で、一円電車の取り組みに対する養父市民の見方が大きく変わった」と小林区長。国のお墨付きを得て県の支援も受けやすくなったという。

 地質調査で問題がなければ、養父市は地元と協議を進め、来年度予算で軌道整備に着手する方針。広瀬栄市長は「一円電車の本格運行は市再生のシンボル。数年内に実現させたい」と意欲を見せ、小林区長も「本格運行は明延地区に雇用の場を確保するとともに、新たな住民の定住につながる」と期待を寄せる。

 しかし、まだ課題も多い。5月の連続運行は大盛況だったが、運営スタッフが不足した。幸い、車両事故や大きなトラブルはなかったが、安全確保のため運営スタッフを増やすことを迫られた。地元では毎週日曜の運行を予定する8月のスタッフ確保のやりくりに頭を悩ませている。

 それでも住民らの表情は明るい。小林区長は「本格運行という次の目標が明確になった。一円電車の本格運行は、明延地区の復活でもある」と話している。

このニュースの写真

  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ
  • 旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

「産経WEST」のランキング