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【関西の議論】旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

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【関西の議論】
旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら

常設軌道で夢の一歩

 その一円電車のイベントでの復活は大きな話題となり、「地域再生には一円電車しかない」と住民に希望を与えた。

 この後、住民らは約1キロの常設軌道の定期運行を目標に「一円募金」で資金を募った。しかし目標額の2千万円に届かなかったため、当初計画を変更し、22年に募金の一部を使って地区内の広場にJ字型の常設軌道を整備。「明延線」と命名し、23年から4~11月に月1回のペースで体験乗車会を始めた。

 これは地元にとって夢実現への大きな一歩だった。体験乗車会は養父市の人気イベントに定着し、開催日はかつての鉱山のにぎわいを取り戻した。

 一部の住民とボランティアだけで運行を維持していくのは楽ではない。しかし、「一円募金」に協力した人たちからは「いつ本格運行するのか」という意見も寄せられ、地元では昨年から本格運行を目標に話し合いを重ねた。

早ければ来年度に軌道整備へ

 本格運行の路線となる「新明延線」は、現在の常設軌道から標高約380メートルの旧トロッコ軌道(全長約600メートル)につながる約400メートルを予定。将来的にはトロッコ軌道と合わせた約1キロを走らせる。運行には新たな車両のほか、一円電車運転士ら運行スタッフの確保も必要だ。

 本格運行をにらみ、今年からは4~11月の体験乗車会も延べ17日に増やした。ボランティアの1人、兵庫県西宮市の吉井正彦さん(72)は「鉄道ファンではないが、明延の地域再生を応援したい」と話す。

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