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【関西の議論】旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

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【関西の議論】
旧鉱山の町、「一円電車」本格運行の夢 日本遺産認定が追い風となり実現へ

ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら ディーゼル機関車(右側)の導入を喜ぶ明延地区の住民ら

 兵庫県中部の播但地域の朝来市・生野鉱山と姫路市・飾磨港を結ぶルートを「銀の馬車道」、そこから養父市の明延鉱山、中瀬鉱山に続くルートを「鉱石の道」として国内屈指の鉱山群をつなぎ、鉱物資源大国・日本の記憶をいざなうというストーリーが評価された。

 4月29日に朝来市の「史跡生野銀山」で開催された認定式典で、同市の多次勝昭市長は「銀の馬車道と鉱石の道を一本の道としてとらえ、(昨年に続き)再度、日本遺産に申請した。まさに播但を貫く地域が一体になった取り組みで、“兵庫県のゴールデンルート”として、地域の活性化につなげていきたい」と喜びを語った。

一円電車で再起目指す

 明延鉱山はかつて日本一のスズ産出量を誇り、最盛期の昭和40年代の地区人口は約4千人に上り、活気にあふれていた。しかし、昭和62年の閉山後は人口が減少し、現在は約80人に。大半が高齢者で典型的な限界集落となっている。

 「このままでは明延が消滅する」。地元は危機感を募らせ、平成19年に開催した閉山20年イベントで、一円電車を仮設軌道(全長30メートル)で復活運転させた。

 一円電車はもともと、昭和4年に運行を始めた「明神(めいしん)電車」という鉱山鉄道だった。明延鉱山で採掘されたスズ鉱石を約6キロ離れた「神子畑(みこばた)選鉱場」(朝来市)に運び、戦後は鉱石のほか作業員らも特別製の客車で運搬。27~60年までの運賃が「一円」だったことから、「一円電車」の愛称がついた。

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