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育児短時間勤務なのに…「遅番強要、マタハラで退職」と提訴 薬局チェーン元社員の女性

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育児短時間勤務なのに…「遅番強要、マタハラで退職」と提訴 薬局チェーン元社員の女性

 育児短時間勤務に従事していたのに、午後10時までの遅番勤務を強要され、退職を余儀なくされたのはマタニティーハラスメントに当たるとして、北陸3県を中心にチェーン展開している「クスリのアオキ」(石川県白山市)に勤務していた同県の30代の女性元社員が19日、地位確認と未払い分の賃金約360万円の支払いを求め金沢地裁に提訴した。

 訴状によると、女性は昨年6月、出産後に社の制度を利用して県内の店舗に復帰。その際、店長らが「正社員として月9回の遅番勤務が必要」と就業規則にない虚偽の条件を説明し、遅番ができない場合、退職するかパートタイム職員に契約変更すると迫ったという。女性側は、マタハラに当たり育児・介護休業法に違反するとしている。

 女性は8月に退職届を提出。その後、同社の労働組合に相談した。労組側は、この女性以外にも、同様の方法で退職を迫っていたことが分かったと主張している。

 代理人弁護士は「育児短時間勤務の女性を狙っているのは、他に例がないやり方だ」と指摘している。

 クスリのアオキは「遅番勤務を強要した事実はなく、違法な退職勧告はなかったと認識している」とのコメントを出した。

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