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「負げねぇぞ気仙沼」 亡夫に誓い、老舗酒店を再建…京都の学生僧侶らと交流〝心の復興〟

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「負げねぇぞ気仙沼」 亡夫に誓い、老舗酒店を再建…京都の学生僧侶らと交流〝心の復興〟

店舗2階のミニホールで、龍谷大大学院の学生僧侶らに被災体験を語る菅原文子さん(左から2人目)=宮城県気仙沼市(小野木康雄撮影) 店舗2階のミニホールで、龍谷大大学院の学生僧侶らに被災体験を語る菅原文子さん(左から2人目)=宮城県気仙沼市(小野木康雄撮影)

 豊和さんの遺体が見つかったのは24年6月。鹿折地区で最後に解体された市営アパートからだった。偶然にもその跡地を借りることになり、昨年12月17日、常設店舗をオープンさせた。

 新築した店には、住民が集えるミニホールを設けた。仮設住宅から災害公営住宅へとバラバラに移った人々が、交流を断たれ、ゼロからコミュニティーを作り直さねばならないという現実があったからだ。

 「支援という形では長く続かない。心の復興には、人と人の交流を深めていかないと」。これまでにピアノコンサートや落語会を開いたほか、今月2日には心のケアに当たる宗教者の専門職「臨床宗教師」を目指す龍谷大大学院の学生僧侶らに自らの体験を語った。

 「落ち込んだり、前向きになったり。あきらめかけた時期も正直あったけれど、いつまでもくすぶっていられない」

 大正8年創業のすがとよ酒店は2年後、創業100年を迎える。来年は前年祭を開く計画だ。多くの人に支えてもらったことへの、感謝を込めて。

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