中国全土で年に一度、一斉に実施され、若者の将来を一発勝負で決めてしまうといわれる大学入試「高考(ガオカオ)」が6月7、8日(一部では9日も)に行われた。超学歴社会の中国での高考をめぐっては、毎年世界中に話題を振りまくことでも知られている。高考の復活から40周年となった今年は約940万人が受験した。「人生を左右する」と評される試験だけに、もともと「受験生ファースト」な目線で行われるビッグイベントなのだが、今年はさらにエスカレートした環境整備が進められたようだ。国営通信の中国新聞社によれば、試験会場周辺は街ごとマナーモードを強制され、受験生を運ぶバスは、少々の交通違反なら処理は後回しで「とにかく試験会場に向かえ」との指令が出されたという。
受験ママはチャイナドレス
高考は、日本の大学入試センター試験に相当するともいわれるが、中国では日本のように各国公立大の2次試験のようなシステムはない。正真正銘の一発勝負であり、現代の「科挙」とも呼ばれるこの高考の結果で将来が決まるため、国を挙げて盛り上がる。日本のセンター試験の志願者数57万人と比べても、人口の違いはあってもその規模は破格で「世界最大規模の大学入試」なのだ。



