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【動画】司馬作品を家族論から読み解く 学術講演会 学生らのビブリオバトルも

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司馬作品を家族論から読み解く 学術講演会 学生らのビブリオバトルも

司馬遼太郎記念学術講演会 対談する桂南光さん(左)と鹿島茂さん=17日午後、大阪市北区(山田哲司撮影) 司馬遼太郎記念学術講演会 対談する桂南光さん(左)と鹿島茂さん=17日午後、大阪市北区(山田哲司撮影)

 作家、司馬遼太郎さんをしのぶ「司馬遼太郎記念学術講演会」(大阪大学主催、産経新聞社共催)が17日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、明治大学教授でフランス文学者の鹿島茂氏が「家族類型から読み解く」ユニークな視点で司馬作品を解読。対談では落語家、桂南光氏と好きな司馬作品などについて語り合った。

 鹿島氏は「保守的で堅実な“直系家族”に対し、司馬さんが好んだのは幕末の志士のように自由奔放な“核家族型”の若者たちであり、彼らが明治維新を成し遂げた」と家族論から司馬作品論を展開した。

 対談では南光氏が「勢いのある大阪弁が魅力」という「俄(にわか) 浪華遊侠伝(なにわゆうきょうでん)」を、鹿島氏は「燃えよ剣」を“私の1冊”に挙げて魅力を解説した。

 南光氏は「『竜馬がゆく』は竜馬が死ぬ場面から先を読むことができなかった」などと司馬作品への思いを述べ、このあと笑いの比較論や大阪人論にまで話が広がった。

 今回のテーマは「デジタル世代におくる司馬遼太郎」。大阪大学の学生らが司馬作品の書評を競うビブリオバトルの決勝戦も行われ、予選を勝ち抜いた5人が「私の司馬作品」で舌戦。約700人の観客の投票で外国語学部3年の西畑宏紀さんが推薦した「空海の風景」が最も多くの票を集め優勝した。

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