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地震・風水害から歴史公文書守る カビ防ぐ「圧縮袋」備蓄 鳥取県 保護資材備蓄や所在調査開始

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地震・風水害から歴史公文書守る カビ防ぐ「圧縮袋」備蓄 鳥取県 保護資材備蓄や所在調査開始

 鳥取県は、地震、風水害などの災害から重要な歴史公文書などを守るため、文書の救出に必要な資機材を備蓄するとともに、民間にある重要文書の所在を調査する事業を、今年度から始める方針を決めた。

 文書や図画、写真など歴史的に重要な歴史公文書が、県や市町村などで管理されるが、鳥取県では、平成12年の県西部地震から昨年の県中部地震までの16年間、大地震の発生がなかったことなどから、災害に対応した文書保全策は十分とはいえない状況という。

 備蓄する資機材は災害発生時、救出した文書の一時避難や保護など利用する。中性紙の箱・封筒500~1千枚程度のほか、カビを予防する真空圧縮袋、カビ取りの無水エタノールなどを、県立公文書館(鳥取市)などに備蓄する。

 また、民間が所蔵する文書などで貴重な歴史資料について、市町村と協力し、どこに、どのようなものがあるか調査を実施。その情報を災害時の救援などに役立てる。県はこれらの事業費として、今年度6月補正予算案に約288万円を計上している。

 県は4月、歴史公文書の保存に関する条例を施行。県立公文書館にセンター的役割を持たせ、県と市町村、民間が連携・協力した上、歴史公文書の保存と活用に努めることとした。

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