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平安京造営時の瓦窯跡の範囲確定 国史跡・大山崎瓦窯跡

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平安京造営時の瓦窯跡の範囲確定 国史跡・大山崎瓦窯跡

大山崎瓦窯跡から出土した、瓦を廃棄した穴。これで遺跡の北端が確定した=大山崎町大山崎 大山崎瓦窯跡から出土した、瓦を廃棄した穴。これで遺跡の北端が確定した=大山崎町大山崎

 平安京造営時の8世紀末から9世紀初頭にかけて都に瓦を供給していたことで知られる国史跡・大山崎瓦窯跡(大山崎町大山崎)で、これまで確認されていた最北端の窯跡の北から瓦を大量に廃棄した大きな穴が出土し、同町教委が発表した。この穴以北に窯跡はなく、遺跡の北端と判明。同瓦窯跡が、これまでの調査で出土した12基の窯の範囲で確定した。

 同窯跡は10基からなる南半分と2基からなる北半分に分かれる。史跡の追加指定に伴う範囲確認のため、6メートル間隔に並ぶ北半分の2基のうち北側の8号窯の6メートル北を、約75平方メートル調査した。その結果、新たな窯は見つからず、代わりに直径約10メートル、深さ0・7メートルの穴が出土した。中からは瓦片が大量に出た。

 同教委は、北半分の2基が瓦を製造する過程で生じた焼け損じ品などを穴に捨てたとみている。瓦の様式から、2基は平安京に遷都した桓武天皇の息子・嵯峨天皇の時代に瓦を供給していたこともわかった。

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