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【竹島を考える】韓国のスペシャル番組「独島100年の時間」の欺瞞 嘘八百の主張を打ち崩すには 下條正男・拓殖大教授

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【竹島を考える】
韓国のスペシャル番組「独島100年の時間」の欺瞞 嘘八百の主張を打ち崩すには 下條正男・拓殖大教授

今年1月、竹島に上陸した韓国南東部、慶尚北道の金寛容知事(中央)。竹島問題で“攻勢”をかける韓国に対し、日本が打つべき手は…(フェイスブックから、共同) 今年1月、竹島に上陸した韓国南東部、慶尚北道の金寛容知事(中央)。竹島問題で“攻勢”をかける韓国に対し、日本が打つべき手は…(フェイスブックから、共同)

 こうした事実を報じたのは、2010年11月4日付の「産経新聞」が早い例である。中国漁船による海上保安庁の巡視船に対する衝突事件を機に、日中が尖閣諸島をめぐって対立していた時であり、当日の産経新聞1面は、中国漁船の衝突ビデオに関する記事で占められ、『大清一統志』の記事は2面に載った(台湾地図の写真はなかった)。

 さらに2015年9月28日付の産経新聞は、『大清一統志』の台湾地図が、イエズス会の宣教師らが測量した『皇輿全覧図(こうよぜんらんず)』を基にしていたと報じた。この記事は、英国BBC(電子版)の中国語版でも伝えられ、尖閣問題に一石を投じることになった。

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 また、『正論』(2015年5月号)では、琉球冊封使(さくほうし)(中国の使節)の斉鯤(セイ・コン)が『東瀛(とうえい)百詠』の中で、台湾(鶏籠山)を「猶是中華界」《猶(なお)これ中華の界のごとし=中華(清朝)の境界》としていた事実を紹介し、その外側に位置する尖閣諸島が「無主の地」であったことを実証した。

 これらはいずれも、尖閣諸島を歴史的に中国領であったとする中国側の主張を覆すことのできる古地図と文献である。

 しかし、当時の民主党政権下では、尖閣問題が浮上すると「オスプレイ」の導入を図り、自民党政権下では「集団的自衛権」の容認に走って、軍国主義の台頭、右傾化といった日本批判の口実を内外に与えてしまった。

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