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【JR西3社長 無罪確定へ】「司法に絶望した」と遺族 企業の罪問う法制定求める

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【JR西3社長 無罪確定へ】
「司法に絶望した」と遺族 企業の罪問う法制定求める

 「司法に絶望した」。尼崎JR脱線事故で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長の無罪が確定することになった13日、最高裁に弁論を開くよう訴え続けた遺族からは、憤りや不満の声が上がった。

 「これだけ長い時間がかかったのに突然、上告を棄却されるなんて。なんでやねん。腹が立ちますよ」。神戸市北区の上田弘志さん(62)は震える声で話した。

 事故で次男昌毅さん=当時(18)=を失い、昨年10月には「弁論を開き、遺族の声も聞いてほしい」と最高裁に要望書を提出。「何も連絡がないのは時間をかけて審理を進めているから」と望みをつないできた。「あれだけの事故を起こしながら不十分な原因究明で誰も責任を取らない。これでは公共交通は安全にならない」と訴えた。

 事故で長女を亡くした藤崎光子さん(77)は、兵庫県尼崎市の現場近くで取材に応じ「本当に残念で、納得できない」と無念の表情で語った。「事故からまだたった12年。これで終わりとは思わない。JR西が安全な鉄道事業者となるため闘う」と強調した。

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