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給食で800人食中毒、処分受けるも「営業停止は不当」 シダックス系が和歌山県を提訴

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給食で800人食中毒、処分受けるも「営業停止は不当」 シダックス系が和歌山県を提訴

回収命令の対象となった刻みのり(大阪市のホームページより) 回収命令の対象となった刻みのり(大阪市のホームページより)

 和歌山県御坊市の幼稚園や小中学校などで今年1月、給食を介して発生した集団食中毒を巡り、御坊保健所の営業停止命令は不当だとして、給食センターの調理受託業者が処分取り消しを求めて和歌山地裁に提訴していたことが12日、分かった。5月1日付。県は争う方針。

■大阪の業者が製造「刻みのり」

 業者は「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京)。訴状によると、食中毒の原因は市が給食の食材として調達した刻みのりだったため、調理と搬送を行うセンターに過失はなく、処分は違法としている。

 既に営業停止の期間は終わっているが、処分が取り消されなければ今後の入札参加資格に影響するとしている。

 御坊市などでは1月、園児や児童ら800人以上が食中毒症状を訴え、御坊保健所は給食が原因と判断。センターを1月28日から2月10日までの営業停止とした。2月に東京都立川市の小学校で発生した集団食中毒でも御坊市の給食と同じ刻みのりが使われ、製造元だった大阪市北区の業者が大阪市から処分を受けた。

 和歌山県の仁坂吉伸知事は12日の記者会見で「食中毒が広がらないようにするのが営業停止の大原則。当然争わなければならない」と話した。

▼【関連ニュース】東京や和歌山で食中毒…「刻みのり」大阪の業者を営業禁止

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