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藤井四段、若手棋士映画で高まる“将棋熱” 教室で子供増加、「理性」鍛える効果も

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藤井四段、若手棋士映画で高まる“将棋熱” 教室で子供増加、「理性」鍛える効果も

帝塚山こども将棋塾の今井光塾長(右から2人目)の指導を受けながら将棋を指す子供たち=7日午後、大阪市住吉区(鈴木俊輔撮影) 帝塚山こども将棋塾の今井光塾長(右から2人目)の指導を受けながら将棋を指す子供たち=7日午後、大阪市住吉区(鈴木俊輔撮影)

 さらに昨秋以降、若手の棋士を主人公にした映画が相次いで公開されたことも人気を押し上げる。

 重病を患いながらも将棋に人生をかけ、29歳で早世した村山聖(さとし)九段の生涯を描いた映画「聖の青春」は昨年11月に公開。17歳の天才棋士の成長と葛藤を描く人気漫画「3月のライオン」の実写映画は3月に前編、4月に後編が封切られ、いずれも話題を呼んだ。藤井四段の活躍に加え、青年棋士の歩みをテーマとしたこれらの作品が、少年少女の将棋熱に火をつけたとみられている。

 日本将棋連盟によると、首都圏で運営する「子供将棋スクール」の会員は昨年5月は366人だった。今年同月は502人に急増。関西でも新規の入会者が例年の約5割増しとなっている。

 日本生産性本部が毎年発表する「レジャー白書」によると、将棋を年に1回以上した人の数(推計、15~79歳)は、平成23年は約830万人だったが、27年は約530万人に減少。趣味の多様化が要因とみられる。こうした現状に危機感を抱く日本将棋連盟は、小学校にプロ棋士を派遣するなどの事業を実施。藤井四段の躍進も踏まえ、連盟関係者は「将棋人口の拡大につなげたい」と意気込んでいる。

 子供のころから将棋に慣れ親しむメリットについて、近畿大総合社会学部の清島秀樹教授(現代文化論)は、将棋を通し、規則に従ってものごとを理論的に考える「理性」が鍛えられると説明。その上で「理性は若ければ若いほど伸びる。20手、30手先を読む力は15歳前後がピークとも言われる。こうした能力は将来、数学や物理、プログラミングなどで発揮されることもある」としている。

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