産経WEST

【田淵幸一物語・第4部(8)】田淵を変えた「優勝」への渇望

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【田淵幸一物語・第4部(8)】
田淵を変えた「優勝」への渇望

昭和57年10月14日、日本ハムとのプレーオフを制した西武がリーグ優勝。田淵(中央)は歓喜の輪に飛びついた 昭和57年10月14日、日本ハムとのプレーオフを制した西武がリーグ優勝。田淵(中央)は歓喜の輪に飛びついた

 「優勝」への渇望。熱い思いは前年の56年11月9日に生まれた長男・裕章(フジテレビアナウンサー)の読み方を「ひろあき」ではなく「ゆうしょう」にしたことでも表われている。

 広岡西武は勝った。10月14日、日本ハムとのプレーオフ(当時は前後期制)。西武の2勝1敗で迎えた第4戦、後楽園球場、観衆2万4千人。

 1-4と日本ハム3点リードの四回、西武はテリーがソロホームランを放ち2点差とした。そして五回、2死から山崎の左中間二塁打のあと、スティーブ、田淵が2-3から粘って四球で出塁し2死満塁。ここでテリーが高橋一の初球を左翼へ叩き込み一気に逆転した。この後両軍1点ずつを加え7-5。九回、最後の打者を迎えたときベンチで東尾が田淵にささやいた。

 「おっさん、やるか」

 「まぁ、待て。日本一になったら給料も上がる。落とすのはその時だ」

           (敬称略)

次のニュース

田淵幸一物語のニュース

このニュースの写真

  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督
  • 【田淵幸一物語(1)】「田淵はミスターTではない」と断言した村山監督

「産経WEST」のランキング