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【経済裏読み】スマホは社員を縛る「電子足輪」か 韓国版働き方改革でやり玉に

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【経済裏読み】
スマホは社員を縛る「電子足輪」か 韓国版働き方改革でやり玉に

ソウルでスマートフォンを手に歩くビジネスマン。仕事にも欠かせないアイテムだ(AP) ソウルでスマートフォンを手に歩くビジネスマン。仕事にも欠かせないアイテムだ(AP)

 家に帰っても会社とつながっているのが長時間労働の元凶だ-。韓国で動き始めた「働き方改革」で、スマートフォンがやり玉に挙がっている。一息ついて画面をスワイプしていると、上司からの指示が飛び込んできて仕事をさせられるといい、「電子足輪」と呼ばれるほど問題になっている。文在寅大統領も企業に変革を求め、プレッシャーをかける構えだ。

ログアウトのない人生

 韓国で人気のメッセージアプリ「カカオトーク」。プライベートだけでなく、仕事でも手軽な連絡手段として普及している。そんな中、食品や家庭用品、エンターテインメント事業を手がけるCJグループが、勤務時間外に業務指示で使うことを禁止した。

 「休むときには休んで、仕事をするときには仕事をしようとの趣旨だ。個人の暮らしの満足度が高くてこそ業務の効率も上がる」。ハンギョレ電子版によると、CJ関係者は「禁止令」の狙いをこう説明している。

 韓国労働研究院の調査(2015年)によると、会社員で「業務時間外、または休日にスマート機器で業務指示を受けて仕事をした」人は70・3%もいてスマホ指示による「超過労働時間」は週当たり11.3時間に及ぶ。こうしたことから「スマホは電子足輪」「退勤後にもログアウトのない人生」といった不満が高まっているという。

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