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小豆島霊場の岩肌に夏至観音像

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小豆島霊場の岩肌に夏至観音像

冠をあるように見える岩肌の夏至観音像=香川県小豆島町 冠をあるように見える岩肌の夏至観音像=香川県小豆島町

 小豆島霊場1番札所・洞雲山(香川県小豆島町)の岩肌に2日、夏至(21日)前後にみられる自然現象「夏至観音像」が観察された。

 同霊場は西向きの岩場にあり、杉木立にも囲まれているため日中でも薄暗い。しかし、この時期は午後3時頃になると鋭く切り立ち、突き出た岩の縁に沿って太陽光線が縦長に当たり、明るく照らし出された部分が観音立像に見える。

 お遍路さんらは、この珍しい現象を毎年心待ちにしており、若い観光客はパワースポットとして訪れる。

 観音立像は足の部分から少しずつ明るくなって全体像が確認できた。身の丈約3メートルでゆるやかに着物が垂れ、手には錫杖(しゃくじょう)、少しかしげた頭には冠があるように見える。約5分で岩場全体が明るくなり姿は消えた。

 太陽が岩肌を細く照らす位置にあるこの時期だけの現象で、梅雨時の現象でもあることから「目にすることができたら幸運」とお遍路さんらはありがたがる。7月上旬まで約50日間現れるという。

 何年も前から夏至観音を見たかったというさいたま市の主婦、植田美幸さん(61)は「見ることができて感激。写真にするとよく分かる」と話していた。

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