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【田淵幸一物語・第4部(5)】田淵が飛び込んだ「西武」の世界

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【田淵幸一物語・第4部(5)】
田淵が飛び込んだ「西武」の世界

堤義明オーナーは「野球人たる前に社会人たれ」と選手に訓示していた 堤義明オーナーは「野球人たる前に社会人たれ」と選手に訓示していた

 そして年が明けた54年1月23日、午後1時から東京・芝の「プリンスホテル」で福田前首相や永野日本商工会議所会頭、越路吹雪ら政財界や芸能界からの来賓5千人を招いての球団披露パーティーが催された。田淵たちは真っ赤なブレザーに白のスラックス姿で行進、壇上に並んだ。だが、選手紹介はなし。

 実は午前中、同じ場所で西武アイスホッケーチームの優勝祝賀パーティーが行われ、ライオンズの選手たちも出席した。その席で堤オーナーが壇上からこう宣言していた。

 「君たちも目標を持った練習で鍛え、一日も早くこの壇に上がれるように。きょうはこの後、球団の披露パーティーがあるが、君たちの個人紹介はしない。それはペナントを獲得し、祝勝会を開くまでお預けとする」

 田淵にとって初めての、自分たちが「一番」でない世界だった。(敬称略)

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