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【金塊30キロ密輸】「バイト感覚で」…「普通の主婦」が衣服に隠し「金」の運び屋に

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【金塊30キロ密輸】
「バイト感覚で」…「普通の主婦」が衣服に隠し「金」の運び屋に

名古屋税関中部空港税関支署が押収した、金塊を隠していたタンクトップ=1日午後、愛知県常滑市 名古屋税関中部空港税関支署が押収した、金塊を隠していたタンクトップ=1日午後、愛知県常滑市

 金塊約30キロを密輸したとして、愛知県警が1日に関税法違反などの疑いで逮捕した同県の女5人は「普通の主婦」(捜査関係者)だった。摘発される金塊の密輸事件は近年増加しており、県警は「氷山の一角。同種の事案はたくさんある」と指摘する。

 県警によると、5人のうち、韓国籍の李芳子容疑者と金愛子容疑者は親子で、残り3人は李容疑者の知人。李容疑者は事件後、韓国に戻ったリーダー格とされる50代の女と連絡を取り合い、他の4人に持ち掛けていた。

 この女は5人から金塊を受け取り、売却して得た金で報酬を支払っていたとみられる。

 財務省によると、金の密輸による処分件数と脱税額は増加傾向にある。昨年6月までの1年間で294件、約6億1千万円に上り、統計を始めた平成17年7月以降で最多。香港や韓国と直接行き来できる大きな国際空港がある場所で件数が多いという。

 摘発件数の半数以上は、今回の5人と同様、体に巻き付けたり衣服に隠したりする手口という。

 5人は「アルバイト感覚で過去に複数回、金塊を密輸した」と供述。税関の担当者は「薬物の密輸と違い、金塊自体に違法性はないため一般の人が罪の意識を持たず、犯罪に手を染めてしまっている」と話す。

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