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【ぬぐえぬ影 連続児童殺傷20年(下)】「誰でもいい」不可解な殺人願望、元少年Aの影響色濃く…矯正教育など社会で情報共有を

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【ぬぐえぬ影 連続児童殺傷20年(下)】
「誰でもいい」不可解な殺人願望、元少年Aの影響色濃く…矯正教育など社会で情報共有を

土師淳君の遺体の一部が見つかった中学校と、殺害現場の通称「タンク山」。20年前の凶行は今もなお日本社会に影を落としている=神戸市須磨区 土師淳君の遺体の一部が見つかった中学校と、殺害現場の通称「タンク山」。20年前の凶行は今もなお日本社会に影を落としている=神戸市須磨区

 《酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)くん32歳の誕生日おめでとう♪》

 平成26年の夏、神戸連続児童殺傷事件の加害男性(34)の誕生日を祝うメッセージが突然、ツイッターに書き込まれた。この人物は、5カ月ほどたった12月7日には「ついにやった」という謎の書き込みを残している。

 何を意味していたのか。

 この日、名古屋市のアパート一室を訪ねた女性=当時(77)=が殺害された。翌年1月末、殺人容疑で逮捕されたこの部屋に住む名古屋大の元女子学生(21)=退学=がツイッターの発言主だった。強い殺人願望を抱き、高校時代には同級生らに劇物の硫酸タリウムを飲ませ殺害を図っていた。

 今年2月、名古屋地裁の公判に出廷した母親の証言によると、元女子学生は中学生のころに神戸連続児童殺傷事件を知り、「同じ年の人がそんなことできるなんてすごい」と強い興味を抱いたとされる。

共通する心の問題

 「弱い者なら誰でもいい」。不可解な動機による「14歳の凶行」が衝撃を与えた神戸連続児童殺傷事件。特異な少年事件はその後も相次いだ。

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