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【衝撃事件の核心】「横綱」は数百万円? 金品飛び交うメジロ鳴き声バトルのウラ 愛好家12人の自宅を捜索すると…

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【衝撃事件の核心】
「横綱」は数百万円? 金品飛び交うメジロ鳴き声バトルのウラ 愛好家12人の自宅を捜索すると…

小鳥の鳴き声の美しさや回数の多さを競う「鳴き合わせ会」。高齢者を中心に愛好家は全国に約1万5千人いるとされる。番付が「横綱」のメジロなら数百万円で取引されることもあるという(一部画像は全国野鳥密猟対策連絡会提供) 小鳥の鳴き声の美しさや回数の多さを競う「鳴き合わせ会」。高齢者を中心に愛好家は全国に約1万5千人いるとされる。番付が「横綱」のメジロなら数百万円で取引されることもあるという(一部画像は全国野鳥密猟対策連絡会提供)

 府警は約2カ月半の捜査で、会場近くに停車していた乗用車の持ち主を割り出すなどし、50代後半~80代の府内に住む男性12人を特定。「愛鳥週間」初日の5月10日に合わせ、違法飼育の鳥獣保護法違反容疑で12人の自宅を家宅捜索した。

放鳥に向けリハビリ必要

 12人は4月、市町村の登録を得ずに、国産メジロを自宅で飼育した疑いが持たれている。

 「法律で禁じられているとは知っていたが、鳴き合わせ会に出すために飼育していた」。捜索を受けた男性らは任意の事情聴取に対し、いずれも素直に容疑を認めた。

 府警が押収したのはメジロ168羽と、国産の飼育が禁じられているオオルリ2羽とウグイス1羽の計171羽。1人でメジロ47羽を飼っていた愛好家もいた。トリモチなどの捕獲用具も押収し、密猟を行っていた形跡がうかがえたという。

 メジロなどは府動物愛護畜産課が鑑定し、くちばしや脚の長さ、体毛の色などからすべて国産とすでに特定。府警は近く書類送検する方針だ。鑑定を終えた鳥は「元々は野生のものだからどこかで放すことになる」(捜査関係者)が、当面は〝リハビリ〟が必要なため、保管を続けるとみられる。

 捜査幹部は「鳴き合わせ会では、鳥かごを布で覆うなどして事前に周囲が暗い状態を作る。いきなり明るい場所に出すことでメジロを驚かせて鳴かすが、体力を使うので弱ってしまう」と説明する。さらに「狭いかごの中で飼育して羽が傷ついたり、逃げ出さないようにするためか、羽が部分的に切られたりしている鳥もいた」とも明かす。

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