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就職、医療、人間関係…LGBTサポートへ社団法人を設立 麻倉ケイトさん

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就職、医療、人間関係…LGBTサポートへ社団法人を設立 麻倉ケイトさん

「迷い悩む人たちと支援者をつなぐ存在に」と話す麻倉ケイトさん 「迷い悩む人たちと支援者をつなぐ存在に」と話す麻倉ケイトさん

 性同一性障害を乗り越えた歌手が、当事者や家族はもちろん、環境改善が求められる学校や企業など悩める人たちの一助になればと、LGBTをトータルサポートする一般社団法人「LGB.T」を設立した。社団法人の代表で歌手・モデルの麻倉ケイトさん(37)は「自分と同じ立場の人たちのSOSを無視するわけにはいかない」と意気込みを語る。(北村博子)

 麻倉さん自身、小学2年から、体は男性で心は女性という「性同一性障害」に気づきながら、平成14年に男性歌手「KEITA」としてデビュー。21年にカミングアウトし、精巣摘出手術を受けて「麻倉ケイト」として再出発した。最近では初音ミクのコスプレシンガーとして、注目を集めている。初音ミク姿は子供や学生たちにも評判が良く、LGBT関連の活動にも生かされているという。自身の音楽イベントやトークショーには、純粋なファンだけでなく、LGBTについて関心の高い人や当事者たちも来るようになった。

 「手術や治療は何科で受けられるのか」「カミングアウトしたいけど勇気が出ない」などの質問や相談も多い。いつからかLGBTへの理解を深める活動が、自身のライフスタイルになってきたことから、より相談に応えられるよう法人化を決めたという。

 法人化の大きな目標に、トランスジェンダーのサポートを挙げる。ホルモン治療や性適合手術を受けられる医療機関の紹介などの医療相談や理解ある企業への就職の斡旋(あっせん)なども受け付けるほか、アパレル企業と連携して性同一性障害者向けのファッションアイテムの製作、拡充を図り、将来的には、同法人のホームページで買えるようなシステムも取り入れたい意向だ。

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