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【ぬぐえぬ影 連続児童殺傷20年(上)】「命がけで来てんだよな」元少年A、直撃の文春記者に態度豹変 闇に消えたのは「モンスター」なのか

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【ぬぐえぬ影 連続児童殺傷20年(上)】
「命がけで来てんだよな」元少年A、直撃の文春記者に態度豹変 闇に消えたのは「モンスター」なのか

加害男性が昨年1月までの数カ月間住んでいた団地。週刊誌の直撃取材を受けた後、ひっそりと退去した=東京都足立区 加害男性が昨年1月までの数カ月間住んでいた団地。週刊誌の直撃取材を受けた後、ひっそりと退去した=東京都足立区

 両親ですら会って話を聞きたいという希望がかなわない中、直撃取材に成功した週刊文春の記者は半年以上をかけ、20年前とは別の名前で暮らす住居を特定したという。

 記者によると、加害男性に名前を確認したところ、「何のことか分からない」と答えていたが、途中から様子が一変した。

 「名刺も手紙もいらねえよ」「命がけで来てんだよな」

 脅しとも取れる言葉を発し、異変を感じて逃げる記者を約10分間、執拗(しつよう)に走って追いかけてきた。記者は「(加害男性は)ポケットの中で何かを握る素振りを見せながら叫んでいた。更生できているのか疑問に感じた」と振り返る。

元半グレ幹部からの接触に反応

 「僕」を主人公とする小説風にまとめた「絶歌」の出版から3カ月ほど後、加害男性は「存在の耐えられない透明さ」と題したホームページを開設した。

 本人とみられる顔を隠した写真に、露悪趣味の塊のようなイラスト。自己顕示欲の発露そのもののHPには、連絡先としてアドレスが記されていた。

 取材申し込みや好奇心、あるいは糾弾…。さまざまな動機で送られたメールの中で、交流を求めて返信を受けた一人が作家の柴田大輔さん(38)だ。

 柴田さんは東京・六本木のバット襲撃事件で悪名をはせた半グレ集団「関東連合」の元幹部。襲撃事件には関わっていないが、アウトローの世界で生きてきた人物からの接触に、なぜか加害男性は反応した。メールには出版後の暮らしぶりなどが記されていた。

 《ビジネスホテルを転々としている》《(マスコミが居場所を捜しており)落ち着かせてくれる気配がない》《今の世の中にはレールから外れてしまうとどこにも戻れる隙間がない》

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